脊柱管狭窄症の痛みの漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
長く歩くと、休まないと足が前に出にくくなるという脊柱管狭窄症で間欠跛行が悪化、辛いと電話が掛かってきました。
東北地方にお仕事で行かれ、大変寒い環境で長時間外で歩いて行かれたそうです。
その晩から痛みが急激に出て、どの格好をしても痛みがあり、じっと座っても居られず、歩くのも辛くなりました。
今までの漢方薬では対応できないくらい痛みが強くなってしまいました。
今まで漢方薬で脊柱管狭窄症の対応は、少し落ち着いていらっしゃったのですが、東北の寒さをまともに受けたため、冷えが体に入り込んで、筋肉も硬直してしまったようです。
血流も悪くなり、足が重く痛みが辛くなったのでしょう。
これは寒の邪気によるもので、寒邪を追い出す漢方薬に変えなくてはなりません。
いつものお薬の一部を変更し、足の軽さが出るまで続けてみていただくことに。
翌日お電話がありました。
3回服用してから、少し足が前に出やすくなったと。
翌日に痛みが楽になったので、びっくりされたそうです。
当面のお薬は寒邪が無くなるまで続けていただき、慢性症状に対するお薬は、また落ち着いてから再開していただくことにしました。
慢性の脊柱管狭窄症に対する漢方薬と、急性の寒邪による症状に対する漢方薬とを使い分けて、対処していくことは大切です。
邪気を追い出す漢方薬は、対処が合っていれば、効果もすぐに実感します。
ただ、慢性症状に対してはやはり時間をかけて漢方薬をしていただくことで、悪化を防ぎます。
TEL:052-242-1558
住所:愛知県名古屋市中区栄4-15-23 ライオンズマンション久屋公園1階109号